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スクラッチ試験機

スクラッチ試験機では、膜に印加する荷重を徐々に増加させながら、スクラッチを行うことで、膜の臨界荷重を求めます。本項では、スクラッチ試験機により得られた印加荷重と摩擦力グラフの解析方法を紹介いたします。

スクラッチ試験機の測定結果解説

スクラッチ試験の測定Data

スクラッチ試験機により得られた測定グラフの解説

上記にスクラッチ試験機の測定Dataの代表例を示します。

青色のグラフは、膜に印加している荷重を示します。

赤色のグラフは、膜に押付けているダイヤモンド先端に生じている摩擦力を示します。

本機の測定では、膜が剥離するまで荷重を増加させていき、膜が破壊した時の印加荷重値(臨界剥離荷重値)をもって評価を行います。膜の破壊は、摩擦力信号(赤色のグラフ)の変化から求めます。

上記グラフ上では、赤色のライン(約24mmの地点)で摩擦力が変化しております。この地点における印加荷重値が臨界剥離荷重値(4.8kg)となります。

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