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レオトライボテスタの装置機構

軟質表面の粘弾性を含む摩擦抵抗力を計測するレオトライボテスタの測定原理を紹介いたします。

抵抗力検出センサ

本機の抵抗力検出機構は、フィードバックによる電磁平衡式であり、高感度な電子天秤の技術を摩擦・粘弾性計測に用いています。圧子先端の摺動方向に発生した力と同等の力をセンサ反対側のコイルに発生させ、バランスを保ちます。板バネのたわみを利用した一般的なロードセルを用いた力の計測と比較して、センサ検出部の変位が非常に少ないため、力計測において下記の利点があります。
➀微小レベルの信号検出に優れる
②センサのたわみの影響が極めて少なく、より正確な力が検出できる
③センサの機械的な特性(共振など)の影響を受けにくい

摺動方式

本機の摺動パターンは【正弦波】と【三角波】が選択できます。評価する素材の特性に応じて使い分けられます。

正弦波駆動

接触子が測定サンプル上で滑らない場合など、測定した抵抗力の波形が正弦波となる場合は、近似的に動的粘弾性の考え方が適用でき、素材の貯蔵弾性率と損失弾性率が求められます。

正弦波駆動

三角波駆動

三角波駆動は、摺動中の速度変化を排除することで、波形の解析をよりシンプルに行えます。

DLCの抵抗波形

DLCの抵抗波形

ニトリルゴムの抵抗波形

ニトリルゴムの抵抗波形

上記DLCとNBRの波形では反転駆動時() および滑走時() の挙動が異なっているのがわかります。

RheoTribo Tester

RTT1000

レオトライボテスタ

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